医療ジャーナリスト/牧 潤二
3まとめ
看護師の新たなキャリアパスに
平成37(2025)年度の医療・介護のあるべき姿を視野に入れた平成24年度診療報酬改定で、これから看護師が力を入れていくべき方向も明確になった。
その一つは、診療報酬で評価されるチーム医療の一員となるには、認定看護師または専門看護師のレベルでなければならないこと。平たく言えば「お金が稼げるチーム医療」を行うには、認定看護師あるいは専門看護師の資格を取得しておくことが望ましいのである。
もう一つは、在宅医療/訪問看護に積極的にかかわる看護師が求められていることだ。今後、訪問ステーション開業のためのビジネスモデルなども検討する必要がある。 それらは、いずれも看護師の新たなキャリアパス、社会的評価の向上につながっており、本気で取り組むだけの価値がある。