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長く看護師を続けるためのワーク・ライフ・バランス

最近、様々な業界で「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が聞かれます。日本看護協会でも、看護師の離職防止、職場定着促進を目指して、ワーク・ライフ・バランスの実現を提唱しています。多彩な勤務形態を導入することで、少しでも長く働き続けられる環境づくりを進めていこうというものです。

PART
1
ワーク・ライフ・バランスを実現するための取り組み

『医療の質』とも深い関係

大学病院など急性期病院では若い看護師が多く、平均年齢20歳代というのが一般的です。入職して数年で退職する人が多いため、平均年齢が低くなるわけです。一方、地方の慢性期病院などの場合は、子育てが一段落後に再就職する人が多くて平均年齢40歳代、といった所もあります。

こういった病院ごとの年齢層の偏りは、決してよいことではありません。健全な看護を展開するためには、どんな病院でも、新人、中堅、ベテランが適材適所に配置されていることが望ましいのです。特に新人教育において中堅看護師の果たす役割は大きく、その層が厚くなければ優秀な看護師を育てることはできません。

また、頑張って働き続ける人が多いとしても、過重労働は確実に「医療の質」の低下を招きます。疲労はモチベーションを下げ、場合によっては医療事故にもつながりかねません。つまり看護師のワーク・ライフ・バランスの実現は、病院にとって、ひいては日本全体の医療にとっても、大きな課題なのです。

日本看護協会の推進事業

日本看護協会では、ワーク・ライフ・バランスに関する活動を進めています。2006年に、久常節子会長を本部長とする「看護職の確保・定着推進本部」設置。2007年3月には看護職確保定着に向けた日本看護協会の構想を発表して、3年計画の推進事業をスタートさせました。

具体的には、看護学生を対象とした職場選びのマニュアルと、看護管理者を対象とした職場づくりマニュアルを作成、配布しました。また、学習院大学と連携して「ワーク・ライフ・バランス」インデックス調査の医療版を開発し、22施設からヒアリング調査を実施。昨年は公募した5施設で多彩な勤務形態のモデル事業を実施するなど、様々な支援事業を展開しています。

コラム3「看護師の多彩な働き方とは?」(日本看護協会の検討案)

T.働く時間の長さが選べる

  • ●短時間勤務
    (1日の労働時間または週の勤務日数が短い)
  • ●圧縮労働時間(長時間勤務)
    例)5日勤務から4日勤務に変更し総労働時間は同じ(5日分)とする
  • ●ジョブ・シェアリング

U.働く時間帯が選べる

  • ●複数の勤務時間帯を設定
  • ●フレックスタイム制
  • ●時差出勤・終業

V.働く場所が選べる
交代制の働き方が選択できる

  • ●同一の病棟内でも2交代・3交代の選択ができる
  • ●夜勤の時間数が選択できる

W.看護業務にバリエーションがある

  • ●一般的な病棟・外来業務以外の働き方がある

X.常勤 / 非常勤、休職 / 復職等の勤務形態の変更が容易にできる

  • ●雇用形態、勤務形態の変更が容易

Y.長期休暇・短時間休暇制度がある

  • ●夏休み期間中の休暇、リフレッシュ休暇、サバティカル休暇など長期の休暇
  • ●時間単位の有給休暇

Z.非常勤・パート職員の均等処遇

  • ●同一価値労働同一賃金の原則の適用

多彩な働き方で『よりよい仕事』を

病院のほうも、ワーク・ライフ・バランスを真剣に考え始めました。 これまで、フルタイムで夜勤までこなすのが一人前の看護師とされ、そのほかの短時間労働の場合は非正規職員、パートタイムという扱いが一般的でした。看護師としてどんなにキャリアを積んでも、家庭の事情や自分の健康問題などでフルタイム勤務が難しくなると、非正規職員の形でしか働けない例が多かったのです。

正規の職員と非正規職員では、当然、待遇や保障に差があり、任せられる仕事の範囲、権限なども異なってきます。正規職員と同じ意欲を要求しても無理というものです。 しかし、正規職員のままで様々な働き方を選択できるようになれば、看護師達はモチベーションを下げることなく、長く働き続けることが容易になるでしょう。

多彩な働き方の例はいろいろあり、一部の病院では既に、短時間正職員や、日勤専従、夜勤専従、ジョブ・シェアリング(1つの仕事を複数で分け合って働く)などの制度をスタートさせています。就職先を探す時は、病院のワーク・ライフ・バランスに対する考え方にも関心を持ちたいものです。

潜在看護職員の離職理由(上位10位)