精神病院での実習を通しての学び
最高学年となった去年、精神病院での実習がありました。
精神病院への私のイメージは何となく暗くて少し怖いイメージがあり、緊張していました。しかし、私の受け持ち患者さんは私を優しく受け入れてくれ、実習中は二人で仲良くお話をしたり、オセロをして過ごしました。
そんな時、ふと患者さんが私に、自分の過去について話して下さいました。
自分は、親に虐待されていた。だから今でも親は、嫌いだ。という内容でした。
そして、最後にこう付け加えました。
この事はあなたにしかしゃべれない。
誰も私の話を聞いてくれないのだものと。
私は、この話を聞いたとき、自分がどう行動すればよいか、迷いました。
考えたすえ、患者さんに許可をとり、このことを指導者さんに相談することにしました。
その結果、指導者さんが患者さんに詳しく話を聞いてくださり、患者さんが虐待だと感じていた内容には誤解も含まれており、長年抱いていた親への嫌悪感も軽減したと言ってくださいました。
私は、看護学生であり、出来ることは少ないと感じていましたが、話を聞くことも大切なことなんだということをこの実習を通して学ぶことが出来ました。
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